モデルハウス日記
前回に引き続き、薪割りや焚き木づくりをしております。
そんな時に、ふと感じたことがあります。
焚き木づくりをしているとリズミカルに薪を割っていくのが面白くて
『スパンッ!!スパンッ!』
といい音で薪が生産できるのですが、どうやっても節だけはそうはいかないのです。
例えばこの木ですが、バッチリと節がはいってます。
いや、感覚的に固いことはわかります。
皆さんもそう感じると思います。
でも鉈で叩き割るのです。厚みも15ミリですからいくらなんでも真っ二つにできると思います。
しかしながらサラッと年輪に沿って割れるのです。
力を受け流してかわされてしまう。
こんなものを自然はつくってしまうのかと何とも堪らない気持ちになります。
こんな感じで真っ直ぐ降ろした鉈でも弓なりに割れていきます。
ちょっと面白いかたちです。
物は試しにと思ったので、節に逃げ場がなくなるように両側を落としてもう一度チャレンジしてみました。
すると・・・。
それでも年輪に合わせて割れようとします。
最終的に節に力がかかるようになりますが、ここで刃は節を断つことはできず、喰いついて抜けなくなりました。
結局私は諦めることにしました。
ご存知の方も多いとおもいますが、節は木が枝だった部分です。
その先からさらに枝を延ばして葉を沢山つけていたことと思います。
そんな節ですから、やっぱり強いんですね。
頭ではわかっていたのですが、あらためて木の強さというか、自然の偉大さを感じました。
ちょっと面白い体験談でした。
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