笠縫の家家づくり日記村里 忠輔
塗装工事が完了し、いよいよ完成になりました。
ここからは「見学会レポート」と内容が重複しますがご覧くださいませ。
こちらはリビング・ダイニングです。明るく優しい日差しが差し込みます。床はお客様のご希望により天然塗料により着色をしました。
優しい雰囲気が一層と増し、お客様らしいお部屋に仕上がりました。
反対側のリビングの様子はこのようになっています。中央のテレビボードの両側は有孔ボードで仕上げました。棚や飾り物が自由にできるので、いつでも生活に合わせて変化をしていただける利点があります。
キッチンはリクシルのシステムキッチンを。シンクの中は写真がありませんが水切棚が豊富な使いやすい仕組みでした。右側の造作家具は食器棚として使える引違いの扉、手前は引き出しになっているのでカトラリーなども使いやすく出し入れできます。
かわいい印象のこちらのお部屋はお父様のお部屋。ご高齢のお父様のために、様々な工夫が詰め込まれています。
・動線(行き来)が楽なように、出入り口は2箇所設けました。
・出入り口の間口を通常よりも幅広にすることで、車椅子生活や歩行器を使うときが来ても、ストレスなく出入りしていただけます。
・写真左側にはベッドを設置予定です。その上には(壁の真ん中)木が付けてありますが、こちらはお父様が肩の上まで手を伸ばさなくても引っ掛けることができるハンガーラックです。
・室内のサッシから直接出入りできる工夫もあります。
そしてお父様のお部屋のとなりには通り抜けができる収納をご用意。訪問のマッサージなどを施術されるお父様の道具などを収納できます。暮らす人だけでなく、周りの方にも優しい設計となりました。
玄関から見るとこのような感じです。右手がお父様の部屋、中央が収納、左側がリビングです。(左の収納は玄関土間)
そしてこちらは廊下です。廊下の床にはフロアタイルをあえて施しました。お父様がお部屋からトイレに行く際に車椅子などで傷がつかないように、更にはこれからあり得る「介護」に向けたお子様からの優しい心使いです。
トイレは1坪の広々としたトイレです。御本人はもちろん、介助の方も一緒にサポートすることができる余裕があります。手すり等は生活似合わせていつでも取り付けられるようになっています。
一階には4.5畳の和室も。くつろぎの場所としてはもちろん、客間としても活躍します。
こちらは脱衣室です。こちらも介護を想定した広々設定です。
衣類の脱着に立ったままでは疲れてしまう場合も多いと思いますが、奥のスペースに台座を置くことで座りながらの着替えが可能になります。
また、洗面の足元が開いているのは車椅子になった際は勿論、椅子などを置いておくことでご自身でゆっくりと支度ができるよう考えています。
2階は個室が1部屋とクローゼット、物置となっています。
広々として明るいお部屋。とても気持ち良い空間でした。
また、この部屋からつながるクローゼットは
とってもかわいい仕上がりになりました。両側のパイプに沢山のお洋服を収納していただけます。
以上、ご紹介でした。
次のブログはお引渡し式の様子をご紹介させていただきます!
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